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マルタ語学留学ってどんな感じ?メリットとデメリット。実際の体験談を紹介します。

留学情報
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皆さん、こんにちは。

これまでにいくつかの国で英語留学をした経験があり、現在は海外に在住しているWakaです。

みなさんは、マルタという国を知っていますか?マルタは海に囲まれた小さな島国で、ヨーロッパのリゾート地として知られています。

そんなマルタは、マルタ語に加えて英語が公用語であり、ヨーロッパの中でも費用を抑えて語学留学ができることで人気の留学先でもあります。

暖かい海の近くが好きな私も、そんなマルタが人生初の海外留学先でした。

ということでこの記事では、ヨーロッパの人気の語学留学先のマルタについての紹介と、実際に短期留学をした体験をシェアします

少しでも、語学留学やマルタ留学に興味のある人の参考になればいいなと思います。

マルタってどんな国?

マルタは、イタリアのシチリア島の南の方にある、面積316㎢(東京23区の約半分)、人口40万人の、Googleマップで見ていても気づかないような小さな国です。

地中海に浮かぶマルタは、海が青く透き通っており、年間を通して気温が15℃~30℃と温暖なため、ヨーロッパでは人気のバカンス地として知られています。


また、マルタは地中海に浮かぶ島国であることから、ローマ、イスラム帝国、ノルマン人、スペイン、フランス、イギリスなど、数々の国に支配された経験があり、常に戦に巻き込まれていたという深い歴史を持ちます。また、1800年代から1964年に独立するまではイギリス領であったため、英語とマルタ語を公用語としています

ちなみに、マルタの人、マルタ語というのは英語で「Maltese」と呼ばれていて、マルタ原産の小型犬「マルチーズ」もそこに由来しています。

要塞都市イムディーナの風景
古都の要塞都市イムディーナ



マルタ留学のメリットとデメリットは?

ここで、マルタで英語留学をするメリットとデメリットを紹介します。

マルタ留学のメリット

・ イギリス英語が学べる
・ ヨーロッパ圏の中では学費が安い
・ 年間を通して暖かい
・ 学生が多国籍
・ 海がめちゃくちゃキレイ
・ 歴史が深くておもしろい
・ 治安がとても良い


マルタ留学のメリットは、なんといっても海がめちゃくちゃ青くてキレイすぎるのと、暖かい気候です。

石灰石でできた家がずらりと並ぶ街並みは美しく、治安も良くて、リラックスした雰囲気で生活できます

また、ヨーロッパ人に人気のリゾート地だけあって、スペイン、フランスなどのヨーロッパの学生や、南米出身の学生が多く、多国籍な環境なのもマルタ留学の魅力です。

また、いろんな国に侵略された島国ならではの興味深い歴史を持っていて、最後はイギリス領だったので、イギリス英語が主流となっています。私が留学した時の講師もイギリス人でした。

さらに、マルタの語学留学はヨーロッパ内の他の英語圏である、イギリスやアイルランドへの留学よりも費用を安く抑えることができるため、できるだけ安くヨーロッパで語学留学をしたいという人におすすめです。

首都バレッタの街並みの写真
首都バレッタの街並み


マルタ留学のデメリット

・ アジア圏への留学よりも授業時間が少ない
・ アジア圏への留学より学費が高い
・ 現地の人になまりがある
・ クラスの生徒数が多い
・ 日本から行くのに時間がかかる
・ 航空券が高い


マルタ留学のデメリットはというと、やはりヨーロッパは日本と距離が離れているため、移動時間に時間がかかることと、航空券代もその分費用が高くなることです。また、島国であるマルタへは飛行機を乗り換える必要があるので、1日がかりでの移動になります。

また、マルタの語学学校は他の欧米の国と同じようなスタイルで、アジアで人気の格安留学先であるフィリピンやマレーシアの語学学校と比べると、授業時間が少なく、1クラスあたりの生徒数が多いです。そのため、授業内で話す練習量が少ないと感じるかもしれません。

また、マルタは英語が公用語ですが、現地の人同士はマルタ語も話すため、現地の人はなまりのある英語を話します。街中の人がイギリス人のような英語を話すわけではないので、イメージと違ってビックリする人もいるかもしれません。もちろん、語学学校の講師たちはキレイな発音の英語を話すので心配いりません

マルタでの語学留学はどんな感じだったか?

先にも述べたように、マルタには多数の英語の語学学校が存在しています。

また、イギリスやアイルランド等の他のヨーロッパの英語圏よりも授業料や滞在費が低く設定されています

私は、首都のバレッタとマルタの繁華街であるセントジュリアンという町の中間にある、スリーマという街に滞在しました

スリーマの海沿いにあるLinguatime School of Englishという学校(現在は閉校になったようです)に通い、月曜日から金曜日まで、9:00~14:30の間、45分授業が1日6コマの、トータルで週に15時間の授業を受けていました。

スリーマの町は繁華街のセントジュリアンまで歩いて20分~30分で行けて、対岸にある首都のバレッタにはフェリーを使って5分くらいで行けるので、遊びに行きたい時はすぐに行ける距離でしたし、スリーマ自体は落ち着いている町なので、公園や海沿いでのびのびとするのが好きな私には心地良い場所でした。

スリーマの風景
スリーマの街


私が受講した語学学校の費用

私がLinguatime School of Englishを選んだ理由は、授業料がその他大手の学校より安かったことと、ガヤガヤした場所が好きではないので、落ち着いていそうなスリーマの町に滞在したいと思ったからなのです。

ここで参考までに、私がスリーマで留学した時の費用を掲載しておきます。

授業料

一般英語クラス 20コマ/週(45分授業)
1~7週間  €165/週
8~19週間  €145/週
20週間以上 €125/週
※ハイシーズンは+50€/週 (19週間分まで)

上記の料金に、 +35ユーロで+6時間、+60ユーロで+10時間の授業を追加可能。
その他、一般英語コース以外にも、IELTSコース、ビジネス英語コース、マンツーマンレッスン等が追加できました。

滞在費/アコモデーション費

アパート
1人部屋 €225/週
2人部屋 €170/週
3~4人部屋 €115/週

ホームステイ(朝食+夕食付)
2~3人部屋 €180/週
1人部屋  €280/週


現在はコロナの影響もあって閉校になったり、条件が変わった語学学校も多いので、詳しい学校の情報はマルタ留学を扱っているエージェントさんに聞いてみる事をオススメします。


⇨マルタの他の語学学校を見てみる

クラスメイトの国籍はどんな感じ?

留学をする時にはクラスメイトの国籍も気になると思いますが、私のクラスは11人程度(夏のシーズンはもっと多いらしい)で、日本人が3人、スペイン人が4人、トルコ人が2人、コロンビア人が1人、中国人が1人でした。

学校内全体にスペインからの学生が多く、南米からの学生もいたので、校内ではよくスペイン語が飛び交っていました。

また、1人だけいた中国人学生によると、彼はイタリアの大学に留学しているためマルタに留学できたけど、中国人はビザの問題でマルタには簡単に留学ができない。ということで、その人以外に中国人の学生はいませんでした。

そのため、アジア人が少ない環境で英語を勉強したい人には良い環境だと思います。

ちなみに、私の行った時期はフランスからの大学生が大量にこの学校に来ていて、私と同じ家にフランス人3人がホームステイしており、毎日彼らと朝ご飯と夕飯を一緒に食べて、放課後や休日にもそのフランス人の団体の中に混ぜてもらって遊んでいました。今となってはすごく良い経験をしたと思います。

バレッタで見た祭りの台車。カラフルに彩られた様々なキャラクターやドラゴンが描かれている。
バレッタで見た祭りの台車




語学学校の授業について

次に、学校の授業についてですが、まず、私は2週間しか滞在していないので全く英語が伸びませんでした。(そりゃそうです。。。

担当の先生はイギリス人でバリバリのブリティッシュアクセントを持っていて、授業も丁寧で、一人ずつ順番に発音させてチェックしてくれたりしました。宿題は担当の先生によって有ったり無かったりするようですが、私のクラスは、プリント1枚もしくはテキストの問題を解くように言われることが多かったです。

授業がお昼の2時半には終わるので、まじめに勉強をしたかった私は宿題があって嬉しかったですし、授業も良かったと思います。

しかし、南米やスペイン系の学生の中では、「この先生は真面目すぎて授業が面白くない。」という陰口をよく聞きましたので、人によってそれぞれ感じ方が違うんだな、とつくづく感じました

また、初めて外国人と授業を受けて驚いたことは、他国の生徒は分からないことがあると躊躇せずに、「分からない!」と説明を求めたり、一度発言させると、文法が合っていなくても気にせずにベラベラとしゃべり続けることです。

初めての海外でド緊張していた私は、英語を話すことが恥ずかしく感じていたので、他国の生徒を見て感心したのと同時に、自分から発言する大切さを学びました

これはきっとほとんどの日本人が受けるカルチャーショックだと思うので、外国人に混ざったら、「思ったことを積極的に発言する。」というのを意識すると良いでしょう。

マルタのポパイ村の写真
マルタのポパイ村


マルタ留学で残念だった事

町が素敵で、楽しかったマルタ留学ですが、マルタで英語を勉強して残念に思ったことを一つ挙げると、せっかくお金をかけて英語の学校に通ったのに、クラスの中で発言する機会が少なく、英会話力をあまり伸ばすことが出来なかったことです。

私はマルタ留学の後にスペインに行くことを予定していたので、ヨーロッパ内で留学先を絞ったのですが、短期間で英語力を上げたいと思っている人には、やっぱり、フィリピンやマレーシアでの留学のほうが費用対効果が高いと思います。

マルタではバカンスついでに英語を学んでいるような学生が多く、毎日お昼の2時30分に授業が終わるのはもったいないと感じていました。そのため、私は予定の無い日は近くのマクドナルドで一人で英語を勉強していました。笑

もちろん、どこの国に行くにしても長期でしっかりと英語を学ぶことが一番ですが、特に、マルタ留学には長期でゆっくりと留学に行ける人が向いていると思います。


最後に…

ということでこの記事では、ヨーロッパのリゾート地であるマルタの語学留学について、実際にマルタ留学をした体験を元に紹介しました

マルタは私が一人で行った初めての海外の国で、それまで海外に出る機会のなかった当時の私には、英語力以上に、歴史あるヨーロッパの街並みに囲まれながら異文化に触れられる、良い経験でした。

特に他国の学生の発言力には感心しっぱなしで、この時の自分の発言力の無さへ対する悔しさから、
「やっぱり英語をペラペラ話せるようになりたい!」
と思い、その後英語に真剣に取り組むことが出来ました。

マルタは治安も良く、夜に出歩いても問題なかったため、忙しい生活の中のリフレッシュにもなり、英語学習のモチベーションがより一層高まったので、例え短期間であっても、本当に行ってよかったです!

海外に英語を勉強しに行くには、お金も時間も工面しないといけないので大変ですが、少しでも「留学に行きたい!」、「海外に出てみたい!」と思っている人は、海外に行くことを恐れずに、どんどん挑戦して下さいね!

また、詳しいマルタ留学の情報や語学学校については以下のリンク先が紹介していますので、マルタ留学に興味のある人はチェックしてみて下さい。

⇨マルタの語学学校を見てみる


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