こんにちは:)
以前このブログでマルタ留学について、私の体験を踏まえ紹介しました。
そこで今回は、ヨーロッパで人気の観光地であり、魅力溢れるマルタの首都、バレッタを紹介します!
ヨーロッパに旅行がしたい、海がきれいな国に行きたいという方は必見です!
マルタについて…
マルタはイタリアのシチリア島の南、地中海の真ん中にある、地図でもよく見ないと分からないくらいの小さな島国です。
ヨーロッパ内では格安で留学が出来ること、温暖な気候、人々が温厚なことから、日本でも人気の留学先となっています。
騎士団を中心として建設された中世ヨーロッパの雰囲気漂う美しい街並みと、青く透き通る地中海に囲まれたマルタは、ヨーロッパ人のバカンス地としても人気の観光地!
イギリスの植民地であったこともあり、英語 (とマルタ語) が公用語として使われているので、英語のみで観光が可能です。
マルタ共和国は、主要な島であるマルタ島と、ゴゾ島、コミノ島の大きく分けて3つの人の住む島があり、その他複数の無人島から成り立っています。マルタは他のヨーロッパの国々同様に、多くの歴史的建物が健在しているため、見どころ満載ですよ!!

1. 街全体が世界遺産の首都ヴァレッタ

ユネスコの世界文化遺産として登録されている首都ヴァレッタは、岩の多い半島の両側にある港を守るために建てられた城砦都市であり、聖ヨハネ騎士団の総長であったラ・バレッテによって1566年に礎石が置かれました。
現在では、映画館やカフェ、レストランなど、多くのショップで賑わう人気の観光地となっており、主要な道路のリパブリック通りには、聖ヨハネ大聖堂や公立美術館、騎士団総長の宮殿などのの歴史的施設や、国会議事堂や裁判所などの重要な施設もここに建設されています。

上の写真のように、ヴァレッタの入り口はマルタらしいモニュメントが目印です。また、馬車が走っているため、馬車に乗ってヴァレッタの周辺を回ることも可能なんです!このステキな街を背景に馬車に乗れるなんてステキじゃないですか?(*´∇`*)

私が滞在している間には、ヴァレッタでお祭りが開催されていました!
リパブリック通りは、カラフルで大きな人形がついている台車で埋め尽くされて、衣装を着た人たちのパレードや、子供達がコスプレをしていたりと、日本のお祭りとはまた違った形でワイワイと賑わっていました!
お祭りやイベントも、ヴァレッタで開催される事が多いようです。

聖ヨハネ准司教座聖堂

1573年から1578年にかけてマルタ騎士団によって建てられ、マルタ人の建築家、ジェラモ・カッサールによって完成したカトリック教の大聖堂。
代々の騎士団総長によって装飾されたバロック様式の内部は、質素な外観からは想像もつかないくらい豪華です。
天井には1662年から1667年にかけて描かれた洗礼者聖ヨハネの生涯が描かれており、床一面には400枚にもおよぶ大理石でできた騎士団員たちの墓碑が敷き詰められています。墓碑には名前や紋章、碑文など、色鮮やかに描かれています。
ラ・ヴァレッテを始めとする、教会建設前にマルタで亡くなった騎士団総長達は、地下室の石棺に埋葬されています。
営業時間
月〜金 9:30〜16:00
土 9:30〜12:00
騎士団長の宮殿

数多くの宮殿を持つヴァレッタですが、マルタ人にとっての宮殿とはここ、騎士団長の宮殿です。
町の1ブロック分をまるまる使った敷地をもつ騎士団長の宮殿は、1574年に建設され、現在では政府機関として使用されており、その一部が一般公開されています。

宮殿内の廊下には鎧をまとったマネキンの騎士が並んでおり、壁一面には騎士団にまつわる絵画で飾られています。
宮殿内には、「最高審議の間」や、赤いタペストリーが印象的な「大使の間」など、騎士団の重要な建物であったことが感じられます。
騎士団の重要な役割を果たしていた騎士団長の宮殿は、マルタに来るからには絶対に外せないスポットとなっています!

国立考古学博物館
マルタ騎士団の宿舎として利用されていた建物を改造して作っている国立考古学博物館は、紀元前5000年から紀元前400年までの出土品が、各時代やテーマに沿って展示されています。
博物館には、陶器や石器、また、マルタの先史時代と巨石文化の神殿跡から発掘された、重要な発掘品ですが展示されています。
営業時間
全日 9:00〜17:00
バラッカの庭園

噴水を中心として色鮮やかな木花が植えられている、マルタ騎士団がイタリアの騎士団の為に作った庭園。18世紀までは騎士団の憩いの場として使われていました。
バラッカの庭園はヴァレッタで1番の絶景を誇り、公園からは、騎士団が最初に作った3つの都( Three cities )が一望でき、内側の壁には英国統治時代の記念碑があります。
公園には、ハーバーに向かって本物の大砲が並べられており、毎日正午と午後4時にハーバーに、空砲が発射されるのを見る事が出来ます。
世界中でブームを巻き起こしたドラマ、ゲーム・オブ・スローンズでは、主要人物ネッドとサーセイが密会した重要なシーンの撮影された場所です。
営業時間
全日 7:00 〜22:00
聖エルモ砦

1547年と1551年のトルコ軍による攻撃によりマルタの田舎が略奪され、ゴゾ島民は全員奴隷にされてしまったことを受け、1552年、聖ヨハネ騎士団がトルコ軍の侵略に備えて建設した砦。
マルタの歴史上最も重要とされる1565年の大包囲戦では、48,000人のトルコ軍とその同盟国による軍隊に対し、540名の騎士団、4,000人のマルタ人、イタリア・スペインの傭兵を合わせた約8,000人で抵抗しました。
31日にもおよぶ英雄的な抵抗の後、聖エルモ砦は陥没しましたが、次に目を向けられたビルグとセングレアの町はなんとか持ちこたえ、トルコ軍の撃退に成功しました。
この砦は、第2次世界大戦により大部分が破壊されましたが、後に修復され、
1970年代には、映画「ミッドナイト・エクスプレス」の撮影場所として使用されています。
国立戦争博物館

聖エルモ砦の一部にある国立戦争博物館は、マルタの歴史が始まって以来、他国から攻撃され続けてきたマルタ市民にとって、重要な場所となっています。
館内にはルーズベルト大統領が訪問した時に使用されたジープや、戦時中に使用されていた戦闘機、その他の武器や負傷者には使用された薬品など、多くの展示物が並んでいます。
このジョージクロスはマルタの誇りとして、マルタの国旗にも使用されています。
国立戦争博物館で最も重要なのが、第二次世界大戦中に1942年にナチス・ドイツの攻撃に抵抗したマルタの勇敢さを称え、英国国王であったジョージ6世よりマルタ国民全員へ授与された「ジョージクロス勲章」です!
営業時間
6月〜10月 9:00 〜18:00
11月〜5月 9:00〜17:00
さいごに…
いかがでしたか。
東京の半分程度の面積しか持たないマルタですが、その国地理的な問題から各国に攻撃され続けてきた波乱万丈な国です。 特にマルタ騎士の歴史が感じられるマルタの首都ヴァレッタは、一気に中世ヨーロッパの世界に引き込まれる魅力あふれる街!
みなさんも驚くほどに透き通る海に囲まれた、街全体が世界遺産に登録されるほど美しい景観を持つヴァレッタへ人生に一度は行ってみてはいかがですか?
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