こんにちは☺
今回はヨーロッパのリゾート地であるマルタでの語学留学をした経験をシェアします。
少しでも留学を迷われている方や、マルタに興味のある方の参考にして頂ければと思います。
マルタ留学のメリット
・イギリス英語が学べる
・イギリスやアイルランドより学費が安い
・年間を通して暖かい
・学生が多国籍
・海がめちゃくちゃキレイ
・歴史がおもしろい
・治安がとても良い
マルタ留学のデメリット
・フィリピンやマレーシア留学よりも授業時間が少ない
・フィリピンやマレーシア留学より学費が高い
・現地の人になまりがある
・クラスの人数が多いためあまり発言できない
・日本から行くのに時間がかかる
・遠い分航空券が高い
マルタってどんな国?
マルタはイタリア、シチリア島の南に位置した面積316㎢(東京23区の約半分)、人口40万人の、地図で見ていても気づかないような小さな国です。地中海に浮かぶマルタは海が青く透き通っており、緯度が低く最高気温が15℃~30℃と温暖な気候の為、ヨーロッパでは人気のバカンス地として知られています。
また、マルタは地中海に浮かぶ島国であることから、ローマ、イスラム帝国、ノルマン人、スペイン、フランス、イギリス等の数々の国に支配された経験があり、常に戦に巻き込まれていたという深い歴史を持ち、1800年代から1964年に独立するまではイギリス領であったため、英語とマルタ語を公用語としています。
ちなみに、マルタの人、マルタ語は英語でMalteseと呼ばれており、マルタ原産の小型犬マルチーズもそこに由来しています。

マルタでの語学留学
前述した通り、マルタの公用語はマルタ語と英語です。
そのため、英語の語学学校が多く存在しています。
また、ヨーロッパで英語を勉強するとなると、イギリスやアイルランドが思い浮かぶと思いますが、マルタの学校はそれらの国よりも授業料や滞在費が低く設定されています。
ちなみに私はスリーマの海沿いにあるLinguatime School of Englishという学校に通い、9:00~14:30までの45分授業が1日6時間、週でトータル15時間の授業を受けていました。
スリーマの町はマルタの繁華街セントジュリアンまで海沿いを歩いて20分~30分で行けるので、遊びに行きたいときはすぐに行ける距離でしたし、スリーマ自体は落ち着いている町なので、公園や海沿いでのびのびするのが好きな私には心地良い場所でした。
あんまりガヤガヤした繁華街は嫌だけど、便利な場所に滞在したい人にはお勧めです。

語学学校の授業料
Linguatime School of Englishを選んだのは、授業料がその他大手の学校より安かったことと、スリーマの町が落ち着いていそうと思ったからなのですが、参考までに以下に授業料を掲載しておきます。
General English Group – Standard 20時間(45分)
1~7週€ 165/ 8~19週€ 145 /20週以上€ 125
※ハイシーズンは+50€(19週まで)
General English Group +35€で+6時間、+60€で+10時間の授業を追加可能。
その他上記のコースに+IELTSコースや、ビジネス英語コース、マンツーマンレッスン等が追加できます。
滞在費/アコモデーション
アパート
1人部屋€225
2人部屋€170
3~4人部屋€115
ホームステイ(朝食+夕食付)
2~3人部屋€180
1人部屋€280
クラスメイトの国籍
留学をするときに気になるのがクラスメイトの国籍だと思いますが、私は真冬の閑散期に行ったので、クラスは11人程度(夏はもっと多い様子)で日本人が3人、スペイン人が4人、トルコ人が2人、コロンビア人が1人、中国人が1人でした。
学校内全体的ににスペインからの学生が多く、南米からの学生もいたので、よくスペイン語が飛び交っていました。また、クラスの中国人に聞いたところ、彼はイタリアの大学に留学しているためマルタに来れたのだけど、中国人はビザの問題でマルタには簡単に留学が出来ないという事でした。
そのため学校にいるアジア人はほとんどが日本人で、アジア人が少ない環境で勉強したいという人には良い環境だと思います。
ちなみに私の行った時期は丁度フランスからの大学生が学校のカリキュラムで大量にこの学校にやってきていました。
私はホームステイをしたのですが、他にそのうちの3人のフランス人が同じ家にホームステイしており、朝ご飯、夕飯を一緒に食べて放課後や休日はにもフランス人団体の遊びの中に混ぜてもらっていました。
語学学校の授業について
学校の授業についてですが、結論から言うと、私は2週間しか滞在していないので全く英語が伸びませんでした。。。
先生はイギリス人でバリバリのブリティッシュアクセントを持っていて、授業も丁寧で、一人ずつ順番に発音させるなどしてくれました。
宿題は先生によって有ったり無かったりするようですが、私クラスはプリント1枚もしくはテキストの問題を解くように言われることが多かったです。
まじめに勉強をしたかった私は宿題があって嬉しかったですし、良く出来た授業だと思います。
と言ってもこれはお国柄かもしれませんが、南米、スペインの学生の中では、この先生はまじめすぎて授業が面白くないという陰口がたたかれていましたので、人それぞれ感じ方が違うんだとつくづく思いました。
ちなみに、授業を受けて最初に驚いたことは、他の国の生徒が物怖じを一切せず、分からないことがあると分からない!と言ったり、一度発言させると文法はあっていなくてもベラベラしゃべり続ける(←言いすぎ)ことです。
初めての海外でど緊張していた私は英語を話すことが恥ずかしく感じていたので、感心したのと同時に、自分から発言する大切さを学びました。
きっとこれはほとんどの日本人がうけるカルチャーショックだと思うので、外国人に混ざったら思ったことを積極的に発言するというのを意識すると良いでしょう。

マルタ留学で残念だった事
マルタの留学で英語を勉強して残念だったことは、せっかくお金をかけて英語の学校に通ったのに、クラスの中で発言する機会が極端に少なく、英会話力をあまり伸ばすことが出来なかったことです。
私はマルタ留学の後にスペインに行くことを予定していたので、飛行機代を考えてヨーロッパ内で留学先を絞っていたのですが、短期間で英語を身に着けたいと思っている人にはやっぱりフィリピンやマレーシアでの留学のほうが費用対効果が高いと思います。
周りの学生もバカンスついでに英語を学んでいるような人が多く、14:30に授業が終わるのはもったいないと感じていました。
そのため私は用の無い日は近くのマックで一人で勉強していました。なので、マルタ留学には長期でゆっくり留学に来れる人が向いていると思います。(どこでも長期が良いに決まっていますが。。)
最後に…
マルタ島は私が一人で行った初めての国でたった2週間の留学で英語の伸びも感じられませんでしたが、 もちろん海外に出る機会のなかった当時の私には歴史あるヨーロッパの街並みに囲まれながら異文化に触れる良い経験でした。
特に日本人以外の学生の発言力には感心しっぱなしでしで、
この時の自分の発言力の無さへの悔しさから、やっぱり英語をペラペラ話せるようになりたい!と思い、また英語に真剣に取り組むことが出来ました。
マルタは治安も良く、夜に出歩いても問題なかったため、リフレッシュにもなったし、英語学習のモチベーションにもなったので例え短期であっても本当に来てよかったです!
海外に英語を勉強しに行くにはお金も時間も工面しないといけないので大変ですが、少しでも留学に行きたい、海外に出てみたいと思っている人は恐れずにどんどん挑戦して欲して下さいね!

マルタの観光地についてはこちら↓
街全体が世界遺産!?マルタ共和国の首都ヴァレッタの観光地まとめ。
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