④まだ練習が足りていない?TOIEC600点を取得するために強化すべきパート
4-1リスニング対策
TOIECでは、リーディングよりもリスニングの方が英文の内容が簡単なので、まずはリスニングに力を入れて対策すると良いです。
実際に私が初めて600点以上を取った時は、リスニング330点、リーディング280点の合計610点でした。リーディングとリスニングの両方を合計して600点になれば良いので、伸びやすいリスニングを伸ばした方が、早く600点に到達する事ができます。
リスニングはパート1からパート4までありますが、先にも述べたように、パート1と2は文章も短いので、シャドーイングして自分でも言えるくらいに真似して下さい。パート1はだいたい似たような問題が出題され、パート2は最初のWhere, When, Who等の出だしの疑問詞が重要になります。
この2つのパートは比較的点数が取りやすく、パート1と2だけでも31問はありますので、全問正解してやるぞ。という気持ちで練習すると良いです。(パート2は少し捻った問題が出るので実際には全問正解するのは難しいです。)
パート3とパート4は文章量も長いので、リーディングの長文問題の練習だと思って、スクリプトを確認しながら分からない単語等が無いように復習する事と、問題文の先読みがちゃんと出来るように練習すると良いです。パート3は39問、パート4は30問なので、この二つのパートで合計40問以上正解できるようになるまで練習すると良いです。
リスニングで点数を取る方が楽なので、リスニングでは必ず100問中70問以上は正解できるように練習して下さい。
4-2. リスニング対策にオススメの参考書
ここで、リスニング対策にオススメの参考書をいくつか載せておきます。
①TOIEC L&R TEST 初心者特急
初心者のために基礎から分かりやすく作られている特急シリーズです。パート1・2と、パート3、パート4と分かれています。
・TOIEC L&R TEST 初心者特急パート1・2
・TOIEC L&R TEST 初心者特急パート3
・TOIEC L&R TEST 初心者特急パート4
②世界一わかりやすいTOIECテストの授業パート1−4 リスニング
神授業で知られている関先生による、的を絞った詳しい解説で、リスニングの入門書としてぴったりな1冊です。
③ALL IN ONE TOEICテスト音速チャージ!
頻出単語を覚えながら、リスニングと文法も鍛えられる優れものです。
④TOIEC L&RテストPart3&4 鬼の変速リスニング2
倍速の音声で練習することで本番のリスニング速度がゆっくりで聞き取りやすく感じる現象を利用して、リスニング力が鍛えられるように設計されている本です。オーバーラッピングやシャドーイング等の、今後のリスニング対策をする上でも役に立つ勉強法が学べます。
4-3. リーディング対策
次にリーディングについてですが、元々の基礎英語力が高い人でない限り、リーディングの方がリスニングよりも点数を上げるのに時間がかかります。
たとえ高得点者でも、最後まで問題を解く時間が足りないことも多いです。
そこで、TOIEC600点を目指す人が強化すべきパートは、パート5の文法問題です。
と言うのも、パート5だけでも30問はありますし、きちんと対策をすれば全問正解できるようになるパートでもあるからです。逆に、どれだけ時間をかけて考えても知らない文法事項は解けないので、パート5はさっさと解き進めていく事が重要になってきます。
続くパート6はパート5の延長のようなものなので、パート5を対策することでパート5&6を正確に早く解き終わらせ、パート7の長文問題の時間を確保する事ができます。
また、文法事項が分かっていると長文の理解も早いですし、長文は読めば読むほど正解率が上がるので、まずはパート5の対策を抑える事がリーディングで点数を取るための鍵になります。パート5を安定して正解することで、パート7のシングルパッセージまで高い正解率を保てるようになりますよ。
逆に、パート7のダブルパッセージやトリプルパセージ(25問)は文章量が多く、読む時間も無いと思いますので時間が余ったら解く程度で、捨てても良いです。
パート7の複数パッセージは模試や対策本で出てきた分を復習する程度で、600点を目指すレベルの場合は、複数パッセージに対する対策まではする必要はないでしょう。
4-4. パート5対策にオススメの参考書
パート5対策にオススメの参考書は2つのみです。
TOIEC対策初心者の場合は、特急シリーズの方がコンパクトにまとめられていてボリュームが軽めなので、そちらを最初に手をつける事をオススメします。
①TOIEC L&R TEST 初心者特急パート5
②TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
次にオススメなのが、文法問題 出る1000問です。こちらは1000問以上の練習問題が収録されており、すべての文法事項が学べるので、どんなに高得点を狙っている人でもこれさえやればパート5対策は十分です。
逆に、初めて手を付ける場合は量が多く、難易度も高く感じるので、文法を完璧にしたい人のみ手を付けると良いです。
ここまでで、TOIEC600点を取得するための勉強法や参考書を紹介してきましたが、中には本を開いて学習するのが苦手な人や、なかなか机に向かって勉強する時間が取れない人も多いと思います。
そんな人には、スマホでTOIEC対策が出来るアプリを利用するのがオススメです。
という事で次のページでは、TOIEC600点を確実に取得するためにハズレのない、オススメのアプリを紹介します。
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