こんにちは 🙂
以前このブログで世界の国別の給料ランキングを紹介しましたが、
まだ社会人になりたて。
まだ学生でこれから働く。
という方は、
他の国の新卒のはいくら給料を貰っているんだろう?と、気になりますよね。
そこで今回は、アメリカで大学を卒業し新卒で働く場合の平均年収を紹介します!
これから新卒で働く方、海外で働きたいと思っている方、他の国の給料が気になるという方は参考にしてみて下さい(^^)
アメリカの新卒の平均年収
非営利団体の、National Association of Colleges and Employers (NACE) によると、
アメリカ全土の350校ほどの大学(学士号)の卒業生82,850人以上から調査した2019年の新卒の初年度の平均年収は、
なんとっっ!!
$50,944 (約 550万円)
らしいですΣ(゚д゚ ) ギョエッ!
参考までに、日本の新卒の初年度の平均年収は、総支給で250万〜300万円、全世代の平均年収は440万円ですので、
この結果を見ると、アメリカの大卒の社会人1年目の人は、平均的な日本人よりも110万円も多くの給料をもらっていますねw
ちなみに、NACEの発表している数字は基本給であり、ボーナスや歩合、残業手当等は一切含まれていません!!
それでは、職種別、学業分野別の新卒の平均年収を見ていきましょう!
新卒の平均年収が高い職種TOP5
新卒の平均年収が高い職種TOP5は、下の通りです。
1位 石油&ガス採掘 |
$79,361(857万円) |
2位 エンジニアリングサービス |
$69,613(752万円) |
3位 経営コンサルティング |
$69,394(749万円) |
4位 各種専門サービス |
$67,650(731万円) |
5位 化学薬品製造 |
$66,732(721万円) |
新卒の平均年収が高い職種の堂々の第1位は、2010年以降に原油の生産量をメキメキと増加させ、今や世界で指おりの原油生産国となったアメリカの主要産業である石油&ガス採掘業で、新卒の平均年収が$79,361(857万円)となっています。
続いてエンジニアリングサービスが$69,613(752万円)、経営コンサルティングが$69,394(749万円)と続いています。
学業分野別の新卒平均年収
学業分野別の新卒の平均年収を比較すると、
NACEの2019年の予測では、STEM (科学、技術、工学、数学) の学科が引き続き平均年収の最も高い分野となっています!
特に工学分野は、$69,188 (約747万円) と2018年に比べて4%も平均年収が高い見込みで、中でもPetroleum Engineering (石油工学) 分野が$84,160 (約909万円)と、工学分野の中でも首位に立っています。
下の表に、2019年の主な学業分野別の新卒の平均年収(見込み)を記載します。
アメリカの学問分野別
新卒平均年収
学問分野 | 平均年収 (2019予測) | 前年比 |
工学 | $69,188 ( 747万円) | 4.0% |
コンピュ-タ- サイエンス | $67,539 (729万円) | 2.3% |
数学& 科学 | $62,177 (672万円) | 0.5% |
ビジネス | $57,657 (623万円) | 1.7% |
社会科学 | $57,310 (619万円) | 1.1% |
人文科学 | $56,651 (612万円) | -0.1% |
農業& 自然科学 | $55,750 (602万円) | 4.1% |
コミュニ ケーション | $52,056 (562万円) | 1.2% |
工学分野に続き、コンピューターサイエンス分野の平均年収は2018年と比べて+2.3%と増加率が高く、$67,539 (729万円)です!
中でも 、Information Sciences 分野で3.2%増加の$66,705 (720万円)、Software Applications 分野で4.2%増加の67,691(731万円)と、どちらの分野も、前年より年収が増加しています。
また、工学分野、コンピューター分野の修士、博士号取得者の平均年収は、前年の2018年と比較して急激に増加しており、 博士号取得者に至っては、調査母体は少ないものの、
なんとっ!×10
3つの業種で新卒の平均年収が1,000万円を超える結果となりました ¡¡¡¡
(ビックリマークもひっくり返るほどビックリです。笑)
前年の2018年と比較すると、工学、コンピューター、ビジネス分野では8.5%〜17.5%も年収が増加しており、技術者への需要が伸びていることが見て取れます。
数学&科学分野では修士の年収が−1.3%減、博士で1.7%増と、やや停滞ぎみとなっているようです。
学問分野 | 平均年収 | 前年比 |
ビジネス分野 | ||
修士: | $77,347 (835万円) | +10.9% |
工学分野 | ||
修士: 博士: | $82,589 (892万円) $102,074 (1,102万円) | +9.4% +12,3% |
コンピューター サイエンス | ||
修士: 博士: | $81,466 (880万円) $101,462 (1,096万円) | +8.5% +17.2% |
数学&科学 | ||
修士: 博士: | $75,737 (818万円) 100,920 (1,090万円) | −1.3% +1.7% |
また、修士号や博士号取得者は入学時にその職種の経験を積んでいる事が求められることも多く、その分が卒業後の年収に反映されていることも考えられます。
さいごに…
今回は、アメリカの新卒の初年度の平均年収について紹介しました。
皆さんの入社初年度の給料、または今の給料と比べてみてどうですか?
私は初めてこのアメリカの新卒の年収を見たときには凄くびっくりしましたw(自分の初年度の給料と比べて。)
以前、世界の平均年収ランキングの記事でもお伝えしたとおり、日本の場合は2000年から2018年までの間に1万円しか平均年収が上がっておらず、一方アメリカは99万円平均年収が増加しています。
そして今回紹介した平均年収は、新卒の年収であり、もちろん経験を積むと年収も上がっていくでしょう。
物価や税金等、生活にかかるお金に違いはありますが、収入は高いに越したことありませんよね!
現在ではグローバル化が進み英語のできる若い人も増えてきました。
海外で働くことに興味がある、お金を稼ぎたい!と言う人は、アメリカで働いてみるのも良いのではないでしょうか😊
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